近年「加齢臭」なる言葉をよく耳にするようになってきて、自分自身の「臭い」を非常に気にしている中高年男性も意外と多いのではないでしょうか?
では、この「加齢臭」というのは一体何なのでしょう?
中高年になってくると、皮脂に含まれる「パルミトオレイン酸」という脂肪酸の量が増加してくるそうです。このパルミトオレイン酸が皮脂腺に溜まり、常在菌などにより酸化・分解されると、加齢臭の原因といわれる「ノネナール」という物質に変化するらしいのです。また、この「ノネナール」という物質は、特に「耳の後ろ」や「襟足」のあたりに一番多く発生する事も分かっています。
ただ、私が思うに、この「加齢臭」だけが「不快な臭い」の原因ではないような気がします。「加齢臭」という言葉ばかりが注目されていますが、「オヤジ臭」とでも言うべき中高年男性特有のニオイについては、男性ホルモンが関係する「男の臭い」や、「汗の臭い」「頭皮に溜まった皮脂の酸化した臭い」「タバコの臭い」「整髪料のキツイ香り」「コロンのキツイ香り」などが入り混じって、結果的に女性に不人気な「不快なオヤジ臭」になっているのではないでしょうか?
最近はTVのCMでも「汗のニオイを抑える男性用デオドラント」などの製品をよく見かけるようになってきました。若い男性を中心に「体臭のコントロール」は、最早当たり前の事になってきているのです。これまで、このブログでも「成功を目指すビジネスマンは第一印象が重要」という事をかなり書いてきましたが、「第一印象」を良くするためには当然、自分の「ニオイ」にも気を使っておくべきだと思います。
そのためには、まず「毎日丁寧に体中を洗う事」が大切だと思います。「耳」や「耳の後ろ」などは、それほど念入りに洗わないという方も多かったのではないでしょうか?シャンプーも「毛穴に溜まった古い皮脂」がしっかりと落ちるほど洗っていますか?「脇の下」や「足の指の間」など、汗の溜まりやすい部分も念入りに洗いましょう。とにかく「清潔にする事」で体臭をかなり軽減できる筈です。
あとは、「コロン」や「整髪料」の選び方ですが、「香りのキツイ製品」は出来れば避けたいものです。ポマードなどは特に香りがキツイ物が多いので、若い頃から当たり前に使用している方は注意しましょう。また、色々な香りの物を同時に使用して、香りがケンカしてしまってはどうしようもありません。さりげなく香る統一された匂いでなければなりません。
とは言っても、「自分のニオイ」はなかなか自分自身では判断しにくいものです。出来れば奥さんや娘さんなどに、時々チェックしてもらうのも良いかもしれません。もしも協力してくれればの話ですが・・・(苦笑)
小学生になるうちの娘達も、最近わけもわからず「パパ加齢臭?」などど言ってきて、ドキッとさせられる事があります。できる事なら、いつまでも娘達に嫌われない父親でありたいと思い、私も努力している所ですp(^^;)q